前書き
突然ですが、河童の腹には袋があるという話を聞いたことがありますか?
芥川龍之介の『河童』を読んでいて、あまりにも当然のようにそう書いてあったので、河童ってそういうもんなのかと思ってました。でも、この作品以外で河童の腹に袋があるという説は見たことないです。
作中にしても、べつに河童の腹に袋があるからといって、ストーリーが左右されたりしません。ただ、河童が腹の袋から取り出したハンカチで顔を拭ったりしてるだけです。
もしかして芥川龍之介のオリジナルなんでしょうか。なんか面白いので、個人的には好きな設定です。
河童は頭の上の皿によくオムライスを乗せられる
ブログ書いたりサイト作ったりしてて、HTMLで引用部分を表す <blockquote>
使うたびに疑問だったのですが、これって引用元の情報をどうやって表現すればいいんでしょうか。
<blockquote>
には cite
という属性がありますが、cite
はURLしか指定できないらしいです。ていうか、属性なので目に見えません。大切なものだから目に見えないのかもしれません。
それじゃあ、ネット上以外の文章を引用する場合、HTML的には <blockquote>
と引用元の情報を結びつける書き方は無いのだろうかとずっと思ってました。本とかゲームとかどうすんだってずっと思ってました。
と思って探してたら、普通にHTML5の仕様書にサンプルが載ってました。あれー
4.4 Grouping content — HTML5
次のサイトで日本語訳が読めます。
blockquote要素:HTML Living Standard各要素別メモ
以下、載ってる例からざっくり抜粋します。
<blockquote> の近くに <cite> で書く
これで済むならこれでいいですよね。って、これじゃ <blockquote>
とそれとの明示的な結びつきを表現できないからモヤモヤしてるんじゃないか。
<blockquote>
の内側っていいの?と思ったけど、<footer>
か <cite>
なら良いらしいです。<cite>
は作品名または著者、<footer>
は著作権情報などを表せる要素です。
しかし <footer>
って名前的に、引用文の前には書きにくいかなあ。普通は前には書かないんだろうけど。
画像以外に <figure>
を使う発想がまったく無かったんですけど、確かに文法的にはぜんぜん問題ありませんでした。
見慣れてくると、個人的にはこれの <figcaption>
のパターンが一番しっくり来るかもです。なんか図表的な使い方をしたいんですよね。
このブログでは
というわけで、記事冒頭の引用部のHTMLは以下のようになりました。URLは青空文庫です。
引用元が上に書いてあるのはあんまり多数派ではないような気はする。。。