今までPCの引っ越しは外付けHDDでやってたけど、LANケーブルで繋いだら10倍くらい速くて草

ここでは、ファイル共有を行う2台のPCで同じMicrosoftアカウントを使ってます。違うアカウント同士だとうまくいかないかもしれないので注意。

...

以下の設定を、ファイル共有する側とされる側の両方のPCで行う。

まず、ネットワーク内のPC同士でファイルを共有できるようにする。コントロールパネルをアイコン表示にして、『ネットワークと共有センター』を開く。

コントロールパネル
コントロールパネル

『共有の詳細設定の変更』を開く。

ネットワークと共有センター
ネットワークと共有センター

(現在のプロファイル) の『ネットワーク探索を有効にする』『ファイルとプリンターの共有を有効にする』ONにして、変更を保存する。

共有の詳細設定
共有の詳細設定

次に、LANポートにIPアドレスを手動で設定する。

『ネットワークと共有センター』に戻って『アダプターの設定の変更』を開く。

ネットワークと共有センター
ネットワークと共有センター

LANポートっぽいネットワークインターフェースを右クリックして、『プロパティ』を開く。

ネットワーク接続
ネットワーク接続

『インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)』を選択して、『プロパティ』を開く。

ネットワークインターフェースのプロパティ
ネットワークインターフェースのプロパティ

適当なIPアドレスを設定する。もちろん両方のPCで別々の、かつ同ネットワーク内のIPアドレスを設定すること。

TCP/IPv4のプロパティ
TCP/IPv4のプロパティ

例えばサブネットマスクが 255.255.255.0 なら、ピリオド区切りで左から3つ目までの数字が同じなら同ネットワーク内ということになるから、1台目のPCに 192.168.1.100、2台目のPCに 192.168.1.101 なんかを設定すれば大丈夫。

お外には出ないからDNSサーバーの設定は不要。

OKボタンを押してポップアップを閉じたら、クロスケーブルで2台のPCを繋ぐ。

繋いだら、エクスプローラを開いてアドレスバーに \\接続先のPCのIPアドレス (\\192.168.1.100 など) を打ち込む。

すると、接続先のPCのユーザー名とパスワードを訊かれるので入力する。

……が、最近のWindows 10のPCを買うと、ユーザー名もパスワードもぜんぜん意識しないかも。

パスワードは、Windowsを使うときに入力させられたマイクロソフトのアカウントのものでよい。

ユーザー名を調べるには、接続先のPCの方でコマンドプロンプトを開いて、whoami と入力して実行する。(コマンドプロンプトの開き方は自分で調べてね)

C:\Users\piyopiyo>whoami
nezumichuchu\piyopiyo       # ←実行結果の \ より右がユーザー名

これで特にエラーが表示されなければ、相手のPCに接続できてる。

……が、接続してもフォルダが何も表示されないかもしれない。その場合は、接続先PCの方で適当なフォルダに共有設定を行ってみる。

接続先PCの方で適当なフォルダを右クリックして、『プロパティ』→『共有』タブ→『共有』ボタンを押す。

プロパティ
プロパティ

そしたら共有する相手を選択して『共有』ボタンを押す。

共有する相手を選択
共有する相手を選択

私の場合は2台のPCで同じマイクロソフトアカウントを使っていたので、自分自身に対して共有すれば大丈夫だった。でも違うアカウント同士の場合は、プルダウンメニューの『Everyone』あたりを選ぶ必要があるかも?

共有設定を行ったら、相手のPCに接続したエクスプローラの表示を更新すれば、相手側のフォルダが見えるようになってると思う。

あとはフォルダ内から相手のデスクトップにでもドキュメントにでも行けるので、好き勝手にファイルを放り込んだり取り出したりすればよい。

それと、終わったらIPアドレスの設定は消しておいた方がいいかも。固定IPを振ったこと忘れてると、いつかネットワーク内でIPが重複して困るかもしれないから。


うまくいかなかったら、一回両方のPCを再起動してみるといけるかも。